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てら子屋コラム

【コラム】つくってみて、考えるんだ
中間 真一

明けましておめでとうございます。

今年も、てら子屋コラムを、よろしくお願いいたします。

てら子屋の実践活動を休止してから、今年は5年目となります。この間、多くの方から「てら子屋」の本格再開の時期を問われたり、再開への激励をいただいたりしてきました。本当に、ありがとうございます。その中で、研究員による毎月のコラムは継続してきましたが、今年は、新たな展開を図っていくことにします。

 

この「てら子屋」サイトのアクセスログを見てみると、うれしいことに、毎月多くの読者の方に読んでいただいていることがわかりました。みなさま、ありがとうございます。

 

そこで、従来の読者のみなさんにはよりおもしろく、さらに新しい読者も増やせるとよいと考え、これから3月末までの間は、コラムコーナー上でいろいろトライアルをしてみようと思います。ご期待いただくと共に、みなさまからのご意見ご感想などもお寄せいただけるとありがたいです。よろしくお願いいたします。

 

私が最近関心を持っていることの一つには「つくってみる」ということがあります。「デザイン思考」という言葉をご存知の方も増えてきているのではないかと思いますが、私たちヒューマンルネッサンス研究所では、デザイン思考を「人間視点のイノベーション」の考え方、手法として活用するためのコンサルテーションを、オムロングループの中で数年来続けてきています。また、『Makers21世紀の産業革命が始まる』や、『MITメディアラボ 魔法のイノベーション・パワー』といった書籍が話題になっているように、「つくってみる」ということの価値が見直されています。

 

私は、時々依頼を受ける講演会やワークショップなどでも、言葉をやりとりするだけでなく、実際に自分の気持ちをレゴなどで「つくってみる」というプログラムを取り入れるようにしていますが、とても効果があると感じています。

 

大人の常識では、"Think to Build"すなわち、「なにかいいものをつくるために考えるんだ」ということになるのですが、思い切って逆転させてみる価値は大きいのです。つまり、"Build to Think"、いいことを考えるためには、つくってみることが一番なんだという考え方です。

 

今、私たちは従来の製品の機能を加えたり、品質を向上させたりする価値向上のような改善型アプローチだけでではなく、まったく新しい、まだお客さんも気がついていない商品やサービスをつくりだすイノベーションアプローチの必要性を強く感じています。

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